朝の五時から九時半くらいまで寝ていた。
かなり長い夢をみた感じだったが内容は途中からしか憶えていない。
入り組んだ広い屋敷の中で、ホラー映画の様に誰かを探したり追いかけられたりしていた。映画を観ているときの様に時間を巻き戻したり早送りしたりというのを自分の意志で操ることが可能であった。屋敷の地下にあるダムのような施設に母娘がいた。母親は死んでいる娘に興味を示しておらず不思議に思ったが、どうやら死ぬ前に一度不完全に蘇生するようであった。
俺はわけがわからなくなって時間を巻き戻し、屋敷上部の階段がある小部屋のドアを開け閉めしながら誰かを探すために歩きまわっていた。娘が死ぬ前に搬送すべき病院の位置を知っておこうと思い立ち、携帯のGPSで屋敷がどこにあるのか調べると、死火山地帯の中心を指していた。幽体離脱のように体を抜けだして屋敷を上から俯瞰すると、外は吹雪で病院までは山を越えなければいけないようであった。しかし、電話は繋がるようであった。
話は先に進み、また母娘と——だれか他に居たような気もするが——とにかく最初の場面まで戻ってくると、実際に娘が蘇生するところを見た。一時的にでも生き返ると肉体から箱状のなにかが副産物として出来上がるようであった。
そこで場面が変わり、東京らしき雑然とした街の上空を黒色の戦闘機で飛行していた。パイロットは俺を含めて三、四人で、おもむろに着陸するとビルの地下に出た。階段を登ると「Starbucks Rich」というネオンの点いたスタバ系列の新店舗があった。従業員は全員外国人で、ここは東京ではないのかも知れなかった。ダブルショットなラテを頼んだ気がするが、記憶が曖昧だ。そのビルは踏切の側に建っているらしく、やはり景観は東京の街であることがわかったが、後から思い返すとスウェーデンのストックホルムで見た街並みにも似ていたようだった。
街中を進んだのか、またビルの中へ戻ったのか定かではないが、劇場の中に居た。ステージの上ではコーラス隊が列を成し、ゴシックミサのような詠唱をしていた。いきなりそこに出たのは、多分屋上からロープを伝って降下したからだったと思う。チケットを買わなければと思い、チケッティングカウンターのあるロビーへ向かった。顔がメチャクチャに壊れたフランス語を話す男に襲われて、化物は殺さなければという一心で武器を振り回し斬殺を試みたが、なかなか息絶えない相手に苦労していると、そこで目を醒ました。目覚ましのアラームが鳴る少し前であった。